『VIVANT2』第16話で一気に注目されたのが、「シャキ城(SHAKI CASTLE)」です。
野崎が残した「π」の暗号を手掛かりに乃木たちがたどり着いた場所として登場したため、
「シャキ城って本当にあるの?」
「アゼルバイジャンに実在する?」
「シェキ・ハーン宮殿と同じ?」
「別班員がいた場所のロケ地はどこ?」
と気になった人も多いでしょう。
結論からいうと、『VIVANT2』劇中の設定どおりの「シャキ城」は架空と考えるのが適切です。
ただし、現実のアゼルバイジャンには「シェキ(Sheki/Shaki)」という歴史都市が実在し、城塞やハーン宮殿、キャラバンサライなどの歴史的建築が残っています。さらに『VIVANT』第2シーズンでは、シェキのキャラバンサライが実際にロケ地として使用されています。
この記事では、シャキ城は実在するのか、モデルやロケ地、シェキとの関係について解説します。
結論|VIVANT2の「シャキ城」そのものは架空
まず結論から整理すると、
劇中のシャキ城=実在する特定の城
と考えるのは少し違います。
『VIVANT2』のシャキ城は、劇中の架空国家に存在する施設として描かれています。
そのため、ドラマとまったく同じ設定の「シャキ城へ行けば別班員が拘束されていた場所をそのまま見られる」というわけではありません。
一方で興味深いのが、
現実にも「Shaki/Sheki」という地名が存在する
ことです。
アゼルバイジャンに「シェキ」という街が実在する
アゼルバイジャン北西部には、シェキ(Sheki/Şəki)という歴史都市があります。
シェキは大コーカサス山脈のふもとに位置し、古くから交易路の重要拠点として発展してきました。
現在の歴史地区には、
シェキ・ハーン宮殿
城塞
キャラバンサライ
伝統的な商家
などが残っています。
「シェキ歴史地区とハーン宮殿」は2019年にユネスコ世界遺産へ登録されており、ユネスコも城塞・ハーン宮殿・キャラバンサライを同地区を構成する重要な歴史建築として紹介しています。
つまり「シャキ」という名前自体には、かなり現実の土地を連想させる要素があるわけです。
「Shaki」と「Sheki」は違う場所?
ここは少しややこしいところです。
「Shaki」と「Sheki」は、文献や英語表記によって使われることがある表記の違いで、アゼルバイジャンのシェキを指すケースがあります。
『VIVANT2』では、
SHAKI CASTLE
という表記が使われています。
そのため視聴者から、
「アゼルバイジャンのShakiがモデルなのでは?」
と考察されるようになったのでしょう。
実際、『VIVANT』第2シーズンはアゼルバイジャンでも大規模な撮影が行われています。TBSも第2シーズンについてアゼルバイジャンやタイなどで長期間撮影したと案内しています。
シャキ城のモデルはシェキ・ハーン宮殿?
では、
シャキ城=シェキ・ハーン宮殿
なのでしょうか。
現時点では、これは断定できません。
シェキにはハーン宮殿が実在しています。
18世紀のシェキの繁栄を象徴する建物で、世界遺産の中心的な建築の一つです。
名前や土地のイメージから、
シャキ城のモデルの一つでは?
と考えることはできます。
しかし、制作側が、
「シャキ城のモデルはシェキ・ハーン宮殿です」
と公式に明言したことは、2026年9月1日時点では確認できません。
別班員がいた場所のロケ地はキャラバンサライ
ここが重要です。
劇中で別班員たちが登場した印象的な建物については、アゼルバイジャン・シェキのキャラバンサライがロケ地として使われています。『VIVANT』公式SNSでもシェキのキャラバンサライで撮影したことが紹介され、公式ツアーでも同地がロケ地として案内されています。
キャラバンサライとは、かつてシルクロードなどを行き来する商人や旅人が利用した隊商宿です。
石造りの壁。
アーチ状の回廊。
大きな中庭。
重厚な雰囲気。
こうした景観が、『VIVANT2』の秘密組織や拘束施設のイメージと非常によく合っています。
ただし、シェキのキャラバンサライ=劇中設定上のシャキ城そのものという意味ではありません。
あくまで、
劇中ではシャキ城など別の場所として見せるため、実在施設をロケ地として使用している
と整理するのが分かりやすいです。
「劇中のシャキ城」「実在するシェキ」「ロケ地」の違い
整理すると、次のようになります。
| 項目 | 実在する? | 内容 |
|---|---|---|
| VIVANT2のシャキ城 | × 劇中設定 | 架空国家に存在する城・施設 |
| シェキ(Sheki/Shaki) | ○ | アゼルバイジャンの実在都市 |
| シェキ・ハーン宮殿 | ○ | シェキにある歴史的宮殿 |
| シェキの城塞 | ○ | シェキ歴史地区に残る城塞 |
| シェキのキャラバンサライ | ○ | VIVANT2でも使われた実在ロケ地 |
つまり、
「シャキ城は完全に現実と無関係な架空施設」ではないものの、「ドラマのシャキ城がそのまま実在する」わけでもない
というのが最も正確な答えです。
劇中の座標を現実の地図に当てはめると?
第16話では、野崎が東条へ送った金額と「π」が重要な暗号になりました。
そこから乃木たちが座標を導き出し、シャキ城へ近づいていきます。
ところが、この劇中で使われた座標を現実の地図へそのまま当てはめると、実在のシェキとは一致しないと報じられています。
これはかなり『VIVANT』らしい仕掛けです。
実在する土地の名前や雰囲気を利用しながら、
地理設定は架空世界として作る。
そうすることでリアリティを持たせつつ、現実の国家や施設と完全には一致しない世界観を作っているのでしょう。
なぜ「シャキ」という名前にした?
ここからは考察です。
なぜ制作側は、わざわざ「シャキ城」という名称を使ったのでしょうか。
最も自然なのは、
実際に撮影したシェキの街から着想を得た
可能性です。
シェキはシルクロードの重要拠点として栄えた都市です。
東西を結ぶ交易。
さまざまな民族・国家の影響。
情報や人が行き交う場所。
これは『VIVANT2』で描かれている、
国境を越える諜報戦
とも非常に相性がいいですよね。
シンシー。
別班。
公安。
世界各国の諜報機関。
そして核融合技術。
これらが入り乱れる物語の舞台として、シルクロードの古都を連想させる「シャキ」という名前は非常に意味深です。
シャキ城はシンシーの本拠地なの?
もう一つ気になるのが、シャキ城の役割です。
第16話までを見ると、シャキ城は別班員の行方と大きく関係する場所として浮上しています。
ただし、
シャキ城=シンシー唯一の本部
とはまだ限りません。
シンシーにはルモ地区など、複数の重要地点が登場しています。
そのためシャキ城は、
別班員を拘束する施設
秘密作戦用の拠点
乃木たちを誘導するための場所
など、より限定的な役割を持っている可能性もあります。
特に野崎が残した「π」の暗号によって場所が浮上した以上、なぜ野崎は乃木へシャキ城を知らせたのかという点の方が今後は重要になりそうです。
シャキ城そのものが「罠」の可能性も
さらに考えると、シャキ城の実在性以上に気になるのが、シンシーが乃木たちに場所を知られることを想定しているのでは?という点です。
野崎はシンシーから監視されています。
ハンは野崎のダブルエージェントを疑っています。
そして劉銘軒も野崎の正体に迫り始めています。
だとすると、野崎がシャキ城の場所を暗号で送ったことまでシンシー側に読まれている可能性があります。
野崎が乃木を導く。
シンシーがそれを利用する。
乃木も罠だと理解して動く。
今後はそんな三重の読み合いになるかもしれません。
まとめ|VIVANT2のシャキ城は架空だが、シェキは実在する
『VIVANT2』に登場するシャキ城について整理すると、劇中設定そのままのシャキ城は架空と考えるのが適切です。
一方、アゼルバイジャンには「シェキ(Sheki/Shaki)」という歴史都市が実在します。
シェキには、
ハーン宮殿。
城塞。
キャラバンサライ。
などの歴史的建築が残り、歴史地区は世界遺産にも登録されています。
さらに『VIVANT2』では、実際にシェキのキャラバンサライが撮影に使われています。
したがって、
劇中のシャキ城=架空
名前のモチーフ候補=実在するシェキ
実際のロケ地=シェキのキャラバンサライ
と覚えると分かりやすいでしょう。
そして物語上では、「実在するのか?」以上に重要なのが、なぜ野崎がシャキ城の場所を暗号として乃木へ残したのかです。
シャキ城は本当に救出すべき目的地なのか。
それともシンシーの罠なのか。
第17話以降、この場所をめぐる攻防がさらに重要になりそうです。
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