『VIVANT2』第12話では、前作から登場しているアリの正体や過去が、これまで以上に詳しく描かれました。
アリは日本の大手商社「丸菱商事」と取引するバルカ共和国の企業「GFL社」の社長、また国際テロ組織「テント」のモニターとして登場し、一度は乃木憂助と敵対した人物です。しかし、ノゴーン・ベキに許されてキプロスへ移住し、現在は新しい生活を送っていました。
一方で、第12話ではアリが新庄浩太郎をテントの「モニター」に引き入れていたことや、2人がバルカのパイロット教習所で出会っていたことが判明します。
そのため、「アリは本当に味方なのか」「新庄の逃走にも関わっているのではないか」と疑った視聴者も多いでしょう。
結論からいうと、アリは現在の新庄の逃走や別班員拉致には直接関与していない可能性が高く、今後はノコルを支える重要人物になると考えられます。
この記事では、『VIVANT2』におけるアリの正体や新庄との関係、テントでの役割について詳しく考察します。

結論|アリの正体はベキに忠誠を誓った元テント幹部
アリの正体は、テントの資金管理やモニター管理に関わっていた元幹部です。
前作では、組織を裏切ったゴビの動きにも早い段階から違和感を抱いていました。
第12話でアリは乃木の尋問を受け、「私は乃木さん、あなたにかけたんだ」と語っています。
これは、アリが乃木にすべてを任せたという意味だと考えられます。
アリは乃木の父であるベキに忠誠を誓っていました。しかし、ベキ亡き後は、その意志を受け継ぐ人物として乃木を信頼したのでしょう。
現在のアリは、テント復活を狙う敵というよりも、ノコルや乃木を支える側に立っている可能性が高そうです。
アリはなぜキプロスにいた?
第12話では、ノコルからアリがキプロスに移住した経緯が語られました。
アリは過去の行動をベキに許され、テントを離れた後、キプロスで家族と暮らしていたようです。
ベキは裏切りに対して非常に厳しい人物ですが、アリを処罰せずに国外へ逃がしています。
このことから、ベキはアリを完全な裏切り者とは考えていなかったのでしょう。
アリには家族がおり、組織のためにすべてを犠牲にすることができなかったと考えられます。ベキもまた、家族を失った過去を持つため、アリの気持ちを理解していたのかもしれません。
キプロスへの移住は、単なる逃亡ではなく、ベキがアリと家族を守るために用意した新しい人生だった可能性があります。
アリと新庄はどこで出会った?
アリと新庄は、2年前にバルカのパイロット教習所で出会っていました。
新庄は公安の捜査官であり、野崎から教習をやめるように命じられていました。
ところが、新庄はその指示に従わず、2021年8月に教習所へ現れてから、複数のエンジンを搭載した航空機を操縦できる「マルチエンジン」のライセンスを取得していました。
新庄は野崎に対し、「アリは教習所を途中でやめた」と報告していましたが、この説明は虚偽でした。
つまり、新庄はアリとの接触を野崎に隠し、秘密裏に関係を続けていたことになります。
アリが新庄の能力や置かれた立場を見込み、テントのモニターに誘った可能性が高いでしょう。
アリは新庄をテントのモニターにした
AIハヤトの判定では、アリが新庄をテントのモニターに入れたことは事実と判断されました。
モニターとは、テントへ情報を提供する協力者です。
正式な幹部や実行部隊とは異なり、普段は一般社会や公的機関の中で活動しながら、必要な情報をテントへ流します。
新庄は公安に所属していたため、テントにとって非常に価値の高い人材でした。
| アリへの質問 | AIハヤトの判定 |
|---|---|
| 新庄をテントのモニターに入れたか | ○ |
| 新庄の逃走を助けたか | × |
| 新庄の潜伏先を知っているか | × |
この結果を見る限り、アリは新庄をテントに紹介した責任はあるものの、その後の逃走や現在の計画には関わっていないようです。
新庄はテントのモニターとして活動するうちに、独自の目的を持ち始めたのかもしれません。
アリは新庄に利用された?
第12話の内容から考えると、アリは新庄に利用された可能性もあります。
新庄はパイロット教習所で訓練を続けていたことを隠し、偽造パスポートや偽造ライセンスを準備して国外へ逃亡しました。
さらに、ベキの脱獄にも関わっていたことが判明しています。
アリは新庄をテントの協力者として信用していましたが、新庄には別の計画があった可能性があります。
新庄がテントのためだけに動いていたのであれば、ベキの死後も実業家のチョッキーと頻繁に連絡を取り、各国へ機密情報を流す理由が説明できません。
新庄はテントのネットワークを利用し、自らの情報網や逃走経路を築いていたのではないでしょうか。
その意味では、アリは新庄をモニターに選んだ人物でありながら、同時に新庄の正体を見抜けなかった被害者ともいえます。
アリはゴビの裏切りに気付いていた
アリは尋問の中で、ゴビの裏切りに気付いていたことも明かしました。
ゴビはノコルと共にフローライト事業を進めていた人物でしたが、自分の利益のためにテントを裏切っています。
アリはテント内部で資金や人間関係を管理していたため、ゴビの不自然な行動や金の流れに早くから気付いていたのでしょう。
この事実は、アリの観察力や情報分析能力の高さを示しています。
アリは戦闘を担当する人物というよりも、人間の言動や組織内の変化を見抜くことに長けた人物だと考えられます。
今後、ノコルのもとに戻ることになれば、フローライト事業に近づく裏切り者を見抜く役割を担うかもしれません。
「あなた、二重人格ですか?」の意味
アリは乃木の尋問を受ける中で、「あなた、二重人格ですか?」と問いかけました。
これは、アリが乃木の中にいるFの存在を感じ取った重要な場面です。
乃木とFの会話は、基本的に外部の人間には見えません。
それでもアリは、乃木の視線、表情、口調、尋問の進め方が突然変わることに気付いたのでしょう。
この場面は、アリが非常に鋭い観察眼を持つことを示しています。
また、今後はアリがFの存在を知る数少ない人物になる可能性もあります。
アリが乃木の秘密を受け入れれば、乃木にとって頼れる相談相手になるでしょう。一方で、この情報が敵側へ漏れれば、乃木の精神状態を利用される危険もあります。
アリの「乃木さん、あなたにかけた」の真意
アリが語った「私は乃木さん、あなたにかけたんだ」という言葉は、第12話の重要なセリフです。
この言葉には、主に3つの意味が含まれていると考えられます。
乃木をベキの後継者として認めた
アリは長年ベキに仕えてきました。
乃木はベキの実の息子であるため、父の意志を受け継ぐ人物として期待しているのでしょう。
自分と家族を救ってくれると信じた
アリは過去に乃木から厳しい尋問を受けています。
それでも乃木が無意味に人を傷つける人物ではないことを理解し、真実を話す決意をしたと考えられます。
新庄の暴走を止めてほしい
新庄をモニターへ引き入れたアリには、現在の事態に対する責任感もあるはずです。
自分では新庄の居場所を知らないため、乃木の能力にすべてを託したのでしょう。
つまり、「あなたにかけた」という言葉は、乃木への信頼と、自らの過去へのけじめを表したものだと考えられます。
アリは今後ノコルを支える?
乃木はアリに対し、ベキの葬儀が10日後に行われることを伝えました。
さらに、今後はノコルを手伝ってほしいと頼んでいます。
ノコルはベキの意志を引き継ぎ、バルカでフローライト事業を進めています。しかし、ゴビの裏切りや国際的な利権争いによって、周囲には多くの危険があります。
アリはテントの内部事情だけでなく、資金管理、人脈、モニター網にも詳しい人物です。
そのため、ノコルを支える補佐役として適任でしょう。
乃木は丸菱商事とフローライトの総代理契約を結ぶために動き、アリは現地でノコルを支えるという役割分担になる可能性があります。
ベキが作ったテントは解体されても、孤児やバルカの人々を守るという理念は、ノコル、乃木、アリによって引き継がれるのかもしれません。
アリは黒幕の可能性がある?
現時点では、アリが別班員拉致事件の黒幕である可能性は低いと考えられます。
AIハヤトは、アリが新庄の逃走を助けておらず、潜伏先も知らないと判定しました。
また、アリは乃木に対して、新庄との出会いやパイロット資格について詳しく話しています。
黒幕であれば、自分と新庄を結びつける情報を進んで明かすとは考えにくいでしょう。
ただし、AIハヤトの判定が絶対に正しいとは限りません。
アリが質問の解釈をずらして答えた場合や、本人も知らないうちに新庄を支援していた場合は、後から新事実が判明する可能性があります。
『VIVANT』では味方と敵が何度も入れ替わるため、完全に疑いが晴れたと判断するのはまだ早そうです。
まとめ
『VIVANT2』におけるアリの正体は、ベキに忠誠を誓い、テントの情報網を支えていた元幹部です。
第12話で判明したポイントをまとめると、次のようになります。
- アリはベキに許されてキプロスへ移住した
- 新庄とはバルカのパイロット教習所で出会った
- 新庄をテントのモニターに引き入れた
- 新庄の逃走や現在の潜伏には関与していない
- ゴビの裏切りを早くから察知していた
- 乃木の中にいるFの存在に気付いた
アリは、新庄をモニターへ入れたという意味では今回の事件のきっかけを作った人物です。
しかし、現在は新庄の暴走を止めるために乃木へ情報を渡し、ベキの意志をノコルへつなごうとしています。
今後はアリが持つモニターの人脈や情報が、新庄の目的と別班員5人の居場所を突き止める鍵になるでしょう。


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