『VIVANT2』第13話で、一気に黒幕候補として浮上したのが公安の野崎守です。
前作から乃木憂助を何度も助けてきた野崎。
『VIVANT2』でも公安側から新庄を追い、乃木たちと協力してきました。
ところが第13話では、
「野崎は本当に乃木の味方なの?」
と疑いたくなる事実が次々と判明します。
ただし、結論からいうと、野崎が何らかの秘密を抱えている可能性は高いものの、“悪の黒幕”と決めつけるのはまだ早いと考えます。
むしろ『VIVANT』らしく、
敵側に潜り込んでいる二重スパイ
という可能性も残されています。
この記事では、野崎黒幕説につながる伏線を3つに絞って考察します。
※第13話の一部ネタバレを含みます。

結論|野崎は怪しい!でも「真の黒幕」とは限らない
第13話終了時点で、野崎が何かを隠している可能性はかなり高くなりました。
特に気になるのは、
①ベキ脱獄当日の不審な連絡
②新庄を以前から把握していた可能性
③公安や乃木に隠れて別行動していた疑惑
の3点です。
これだけを見ると、
「野崎が全部仕組んでいたのでは?」
と思いたくなります。
しかし、野崎はこれまで乃木を何度も助けています。
本当に乃木や日本を敵視する黒幕なら、ここまで協力する必要があるのでしょうか。
そのため現時点では、
野崎=黒幕
ではなく、
野崎=公安にも明かせない別の任務を持っている
という可能性の方にも注目しています。
野崎黒幕説① ベキ脱獄当日の「不審な連絡」
野崎黒幕説を一気に強めたのが、ベキ脱獄当日の行動です。
第13話では、ベキが脱獄した日に日本国内からバルカの飛行訓練所へ連絡が入っていたことが判明します。
しかも調査を進めると、その連絡には野崎が関係していた可能性が浮上しました。
ここで気になるのが、
なぜ野崎は普通の捜査とは違うように見える方法を取ったのか?
という点です。
単なる公安の捜査なら、ここまで自分とのつながりを分かりにくくする必要はないようにも思えます。
考えられるのは、
「ベキ脱獄へ協力していた」
「通常の公安には記録できない極秘任務だった」
という2つでしょう。
前者なら野崎黒幕説が強くなります。
しかし後者なら、野崎は黒幕ではなくさらに大きな敵を追っている側なのかもしれません。
野崎黒幕説② 新庄の行動を以前から知っていた?
もう一つ気になるのが新庄との関係です。
新庄はテントのモニターとして活動していただけでなく、国外へ逃亡できるだけの準備もしていました。
そして第13話では、新庄のパイロット訓練に関する情報も重要になってきます。
野崎は以前から新庄の訓練について一定の情報を持っていたことが分かっています。
だとすれば、野崎は新庄が普通の公安捜査官ではないことに、もっと早く気づいていたのでは?という疑問が生まれます。
公安でも高い捜査能力を持つ野崎です。
部下である新庄の不自然な行動を長期間まったく見抜けなかったと考えるより、
「ある程度気づきながら泳がせていた」
と考える方が自然かもしれません。
もしそうなら目的は何だったのでしょうか。
テントへ近づくため。
ベキの目的を探るため。
あるいは新庄の背後にいる人物までたどり着くため。
野崎は新庄を逮捕すること自体ではなく、新庄を利用してさらに奥を探っていた可能性があります。
野崎黒幕説③ 公安にも乃木にも隠して別行動?
そして第13話最大の違和感が、終盤の野崎です。
野崎は新庄をめぐる捜査の中で、公安側の人間にも乃木にも「ある行動を取る」と思わせていました。
ところが、その後の調査によって、野崎が説明通りには動いていなかった可能性が浮上します。
ここがかなり重要です。
野崎が乃木にまで行動を隠していたのであれば、通常の公安捜査とは別の目的を持っている可能性があります。
つまり、
公安として新庄を追う野崎
とは別に、
誰にも明かせない任務を遂行する野崎
がいるということです。
では、その任務を命じているのは誰なのでしょうか。
野崎黒幕説を考えるうえで、最大の材料になるのが第13話ラストです。
ここでは、
「野崎がどこにいたのか」
「誰と接触したのか」
「どんな言葉を交わしたのか」
によって、それまでの野崎への見方が大きく変わります。
一つだけ言えるのは、野崎が公安以外にも何らかのつながりを持っている可能性を強く感じさせる場面だったということ。
ただし、その場面だけを見て、
「野崎が日本を裏切った!」
と判断するのも早いでしょう。
『VIVANT』では、怪しい行動の裏側に別の任務が隠れていることがあります。
「野崎は最後にどこへ行った?」
「誰と会っていた?」
「あの会話はどういう意味?」
と気になる人は、第13話のラストを本編で確認してみてください。
野崎は別班員5人拉致の黒幕なのか?
野崎黒幕説と合わせて考えたいのが、別班員5人の拉致事件です。
これまでは新庄の関与が疑われていました。
しかし第13話では、新庄だけでは説明できない可能性が強くなりました。
そうなると、
「では誰が5人を拉致した?」
という謎が残ります。
ここで野崎が候補に浮上するわけです。
野崎は公安としてテント事件を追ってきました。
そのため別班の動きについて、ある程度の情報を知る機会があった可能性があります。
さらに第13話で浮上した“公安以外のつながり”まで考えると、海外で動ける協力者がいる可能性も否定できません。
ただし、ここにも疑問があります。
なぜ別班員を殺さず、わざわざ拉致したのでしょうか?
もし本当に野崎側が関係しているとしても、
「敵として捕まえた」
とは限りません。
何らかの理由で、
別班員を秘密裏に移動・保護している
という逆転の可能性も残されています。
それでも野崎が黒幕とは言い切れない理由
ここまで見ると野崎はかなり怪しいです。
それでも黒幕確定とは考えていません。
最大の理由は、
野崎がこれまで乃木を助けすぎている
ことです。
前作から野崎は、乃木や柚木薫、ドラムとともに行動し、テントの真相へ迫ってきました。
『VIVANT2』でも乃木と情報交換を続けています。
もし野崎の本当の目的が乃木を排除することなら、もっと早い段階で妨害できたはずです。
さらに新庄確保についても、野崎が本気で新庄を守りたいなら、事前に情報を流して逃亡させることも考えられます。
しかし実際には、新庄の確保そのものを決定的に妨害していません。
ここから考えると、
新庄が捕まることも野崎の計画の一部だった
可能性があります。
最有力は「二重潜入」説?
個人的に第13話時点で最も『VIVANT』らしいと感じるのが、野崎の二重潜入説です。
表向きは公安。
しかし裏では別の組織と接触。
そして、その本当の目的はその組織の正体を探ること。
という構造です。
つまり、
公安
↓
謎の組織に協力しているように見える
↓
実際は潜入捜査
という可能性です。
第13話ラストを初めて見ると、
「野崎が裏切った?」
と思うように作られています。
しかしその衝撃が大きいほど、あとから「実は野崎は日本側だった」と反転させる余地もあります。
だからこそ現時点では「野崎黒幕確定」とするのは危険でしょう。
「上」と呼ばれる存在が本当の黒幕?
もう一つ重要なのが、野崎よりさらに上にいる存在です。
第13話終盤では、野崎だけで完結していないことを感じさせる描写があります。
だとすれば、仮に野崎が事件へ関与していたとしても、
野崎自身がラスボスではない
可能性があります。
考えられるのは、
日本政府のさらに秘匿された部門。
海外の情報組織。
国境を越えて活動する第三勢力。
あるいは、これまで登場していない人物。
つまり第13話で本当に浮上した謎は、
「野崎は黒幕なのか?」
だけではなく、
「野崎を動かしている人物は誰なのか?」
なのかもしれません。
野崎黒幕説を3段階で整理
第13話時点では、野崎について大きく3つの可能性が考えられます。
① 野崎が本当に敵
公安を裏切り、別組織のために動いているケース。
第13話の不審な行動を最もストレートに解釈した説です。
② 野崎は二重スパイ
敵側へ協力しているように見せながら、実際には日本側の極秘任務を遂行しているケース。
これまで乃木を助けてきた行動とも矛盾しにくい説です。
③ 野崎自身も利用されている
野崎は極秘任務だと思って動いているものの、そのさらに上にいる人物の本当の目的を知らないケース。
この場合、野崎も乃木と同じく大きな計画へ巻き込まれていることになります。
第13話だけでは、まだどれとも断定できません。
第14話以降は乃木と野崎が対立する?
今後注目したいのは、乃木が野崎の秘密へどのように近づくかです。
これまで乃木と野崎は、別班と公安という立場の違いがありながらも必要に応じて協力してきました。
しかし第13話で浮上した不審な行動を乃木が知れば、
「野崎さんを信用していいのか?」
という問題が出てきます。
ここでFの存在も重要になりそうです。
乃木はこれまでの野崎との関係から、すぐには敵と判断しないかもしれません。
一方でFは、
「怪しいなら信用するな」
と警戒する可能性があります。
乃木とFの意見まで分かれれば、野崎の正体をめぐる展開はさらに面白くなりそうです。
野崎の正体を知りたいなら第13話は見返したい
野崎黒幕説を考えるなら、第13話はラストだけでなく、その前から見返すのがおすすめです。
注目したいのは、
- 野崎がどんな情報を持っていたか
- 新庄について何を知っていたか
- 誰の端末や情報を利用していたか
- 公安の仲間へ何と説明していたか
- 最後にどのような行動を取ったか
です。
一度目は「新庄を追う話」として見ているため、どうしても新庄へ注目してしまいます。
しかし野崎を意識して見直すと、
「この時点ですでに別の目的で動いていた?」
と感じる場面が見つかるかもしれません。
まとめ|野崎は黒幕より「二重潜入」の可能性?
『VIVANT2』第13話で、野崎守は一気に黒幕候補へ浮上しました。
特に怪しいのは、
①ベキ脱獄当日の不審な連絡
②新庄の行動を以前から把握していた可能性
③公安や乃木に隠した別行動
の3つです。
ここまでなら「野崎=黒幕」と考えたくなります。しかし、野崎はこれまで乃木を何度も助けています。
そのため現時点では、
野崎が日本を裏切った真の黒幕
よりも、
別の組織へ潜り込んでいる二重スパイ
という可能性もかなり有力ではないでしょうか。
そして、その答えを考えるうえで最も重要なのが第13話ラストです。
「野崎は本当に裏切った?」
「最後の場面はどういう意味?」
「野崎のさらに上に誰かいる?」
と気になる人は、第13話を確認してから、改めて黒幕を予想してみてください。


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