『VIVANT2』第12話のラストで、最大級の驚きを与えたのが丸菱商事の専務の登場です。
乃木憂助は、新庄の潜伏先を突き止めるため、東南アジア方面を統括する別班員と接触しようとしていました。当初はマンダリンホテルで会う予定でしたが、そこに丸菱商事の専務がいることを確認したため、乃木は急きょ場所を変更します。
ところが、乃木の滞在先に現れたのは、その丸菱専務本人でした。
この展開によって、「専務が東南アジア方面を担当する別班員なのではないか」「新庄や情報ブローカーとつながっているのではないか」と、さまざまな考察が浮上しています。
結論からいうと、丸菱専務の正体は、丸菱商事を表向きの身分として利用している別班の上位メンバーである可能性が最も高いでしょう。
この記事では、丸菱専務の正体や乃木との関係、新庄失踪事件やフローライト事業とのつながりを詳しく考察します。

結論|丸菱専務は東南アジアを統括する別班員の可能性が高い
丸菱専務の正体として最も有力なのは、東南アジア方面を統括している別班員という説です。
乃木は、現地警察との太いパイプを持つ別班員と会う予定でした。
その人物との面会場所を変更した後、乃木のもとへ現れたのが丸菱専務だったため、演出上は同一人物と考えるのが自然です。
専務が別班員だとすれば、これまでの行動にも説明がつきます。
| 専務の行動 | 考えられる意味 |
|---|---|
| 乃木を本部長に推薦 | 丸菱での権限を強めようとした |
| フローライト事業に関与 | バルカ情勢を監視していた |
| 東南アジアに滞在 | 別班の地域任務を担当 |
| 現地警察との関係 | 秘密任務の協力網を持つ |
| 乃木の滞在先を訪問 | 別班員として情報共有するため |
つまり、専務は丸菱商事の経営幹部であると同時に、別班の海外活動を指揮する立場なのかもしれません。
丸菱専務が登場した場面を整理
乃木とドラムは、新庄を追ってタイ経由でカンボジアへ入りました。
太田の調査やドラムの現地捜索により、新庄がC別荘地に潜伏している可能性が浮上します。
乃木は新庄を確保するため、現地警察と強いつながりを持つ、東南アジア方面を統括する別班員に協力を求めようとしました。
当初の待ち合わせ場所はマンダリンホテルです。
しかし、乃木はホテルで丸菱専務の姿を確認し、予定を変更。協力者には乃木の滞在先へ来てもらうことにしました。
そしてラスト、扉の前に立っていたのは丸菱専務でした。
この流れは、視聴者に「偶然ホテルにいた専務が後から訪ねてきた」と思わせながら、実は最初から専務が待ち合わせ相手だったというどんでん返しを狙った演出と考えられます。
考察① 専務は別班の上位メンバー
専務が別班員だとすれば、一般の実働部隊ではなく、複数の国や地域を管理する上位メンバーである可能性があります。
第12話では、専務につながる別班員について「東南アジア方面を統括している」「現地警察とのパイプが太い」と説明されていました。
この立場には、次のような能力が必要です。
- 複数国にまたがる情報収集
- 現地警察や政府関係者との交渉
- 別班員や協力者への指示
- 民間企業を使った資金・人員の移動
- 身分を隠した長期的な海外活動
丸菱商事の専務という肩書は、海外の政府や企業関係者と接触するうえで非常に便利です。
商談や視察を理由に各国へ移動できるため、別班員として行動していても疑われにくいでしょう。
乃木が商社マンとして別班任務を行っているように、専務も丸菱商事での立場を表向きの顔として使っているのかもしれません。
考察② 乃木を本部長に推薦した本当の理由
第11話では、乃木がフローライトの総代理契約を実現するため、上司や社長、専務らとの会食に参加していました。
その中で乃木は本部長への推薦を受けますが、自ら辞退しています。
この推薦は、乃木の商社マンとしての能力を評価したものにも見えました。
しかし、専務が別班員だった場合、別の目的があった可能性があります。
本部長になれば、乃木は次のような権限を持てるようになるでしょう。
- 海外事業の重要情報を確認できる
- 大規模契約の意思決定に関われる
- 人員や予算を動かせる
- 海外拠点へ自然に出張できる
- フローライト事業を直接管理できる
つまり、専務は乃木を昇進させ、別班任務をより進めやすくしようとした可能性があります。
また、新庄事件が起こることを専務が事前に予測していたのであれば、乃木に丸菱内部で強い権限を持たせようとしたとも考えられます。
考察③ フローライト事業は別班の監視対象だった
乃木は、ノコルを支援するため、バルカのフローライトについて丸菱商事が総代理契約を結べるように根回ししていました。
表向きには、バルカの経済発展とノコルの立場を守るための行動です。
しかし、フローライトは各国や企業が狙うほど重要な資源です。
そのため、別班も以前から事業を監視していた可能性があります。
丸菱専務が別班員なら、乃木の提案を支援した理由は、利益だけではないでしょう。
フローライトの流通を丸菱商事が管理することで、次のことが可能になります。
- 敵対国への不正流出を防ぐ
- バルカ国内の治安を安定させる
- ノコルの事業を保護する
- 国際的な資金の流れを監視する
- 情報ブローカーの介入を発見する
新庄やチョッキーが各国へ機密情報を流していたことを考えると、フローライト事業も情報売買の対象になっている可能性があります。
専務は商社の責任者ではなく、国家安全保障の視点から事業を見ていたのかもしれません。
考察④ 専務と新庄はつながっている?
専務が別班員だったとしても、完全な味方と断定することはできません。
第12話では、新庄が公安内部でテントのモニターとして活動し、ベキの脱獄を助けていたことが明らかになりました。
つまり、公的組織の中に敵側の協力者が潜んでいたのです。
同じように、専務も別班に所属しながら、新庄やチョッキーへ情報を流す二重スパイである可能性があります。
専務が怪しまれる理由として、次の点が挙げられます。
- 乃木の行動を把握しやすい立場にいる
- 丸菱の海外情報へアクセスできる
- 東南アジアの警察や政財界に人脈がある
- 新庄の潜伏地域と活動範囲が重なる
- 乃木を昇進させようとしていた
特に、新庄が別班員5人を拉致できた背景には、別班側の任務情報を知る人物が必要です。
専務が東南アジア方面を統括する立場なら、黒須や高田たちの情報へアクセスできた可能性があります。
一方、専務が裏切り者なら、自分から乃木の前に姿を見せる行動は危険です。
そのため、現時点では新庄の協力者というより、乃木を支援する別班員である可能性の方が高いでしょう。
考察⑤ 専務が乃木の監視役だった可能性
専務には、乃木の上司としてだけでなく、別班内で乃木を監視する役割があった可能性もあります。
乃木は優秀な別班員ですが、ベキの実の息子でもあります。
前作では、任務中に父との関係を優先したのではないかと疑われる場面もありました。
さらに『VIVANT2』では、乃木はノコルを支えるために丸菱商事を動かし、ベキの遺骨?を持ち帰り、葬儀まで準備しています。
別班の上層部から見れば、乃木がベキやテント側へ感情移入しすぎていないか、慎重に見極める必要があるでしょう。
そこで専務が、丸菱商事で乃木の仕事ぶりや行動を日常的に確認していた可能性があります。
本部長への推薦も、乃木を評価するための試験だったのかもしれません。
乃木が昇進を辞退し、現地責任者の立場を守ろうとしたことで、専務は乃木の本当の目的を見抜いた可能性があります。
考察⑥ 丸菱商事そのものが別班の活動拠点?
専務だけでなく、丸菱商事自体が別班の活動に利用されている可能性もあります。
前作から乃木は、丸菱商事の社員という立場を使って海外へ入り、情報収集を行っていました。
世界中に拠点を持つ総合商社は、別班にとって非常に便利な隠れみのになります。
商社を利用すれば、次のような活動を自然に行えます。
| 商社の業務 | 別班活動への利用 |
|---|---|
| 海外出張 | 任務地域への移動 |
| 現地企業との交渉 | 協力者との接触 |
| 物流事業 | 人員や物資の輸送 |
| 資源開発 | 敵国・組織の動向監視 |
| 海外駐在 | 長期的な情報収集 |
丸菱の幹部に複数の別班関係者がいても不思議ではありません。
専務は、丸菱商事に所属する別班員たちを管理する責任者なのかもしれません。
その場合、乃木が丸菱へ入社したことも偶然ではなく、別班によって配置された結果だった可能性があります。
専務は新庄の潜伏先を知っている?
専務は東南アジア方面を統括し、現地警察と強い関係を持っています。
新庄がカンボジアの別荘地にいるなら、専務の情報網を使うことで、身柄を確保できる可能性が高まります。
しかし、チョッキーも現地警察とつながっていました。
つまり、同じ警察組織の中で、別班側とチョッキー側の勢力がぶつかっている可能性があります。
専務が乃木のもとを訪れた目的は、主に次の3つが考えられます。
新庄確保への協力
最も自然なのは、現地警察や別班員を動かし、新庄を捕まえるためです。
乃木の作戦を止める
野崎は乃木に「やりすぎんなよ」と忠告していました。
専務も、乃木の独断行動を制止するよう上層部から命じられている可能性があります。
新庄を逃がすための情報収集
専務が敵側なら、乃木の作戦を聞き出し、新庄へ伝える目的で現れたとも考えられます。
今後専務がどのような言葉を発するかによって、味方か敵かが大きく変わりそうです。
丸菱専務が真の黒幕である可能性
丸菱専務が『VIVANT2』の真の黒幕である可能性も、完全には否定できません。
新庄はAIハヤトから95%の確率で犯人と判定されましたが、「犯人」と「黒幕」は同じではありません。
新庄は実際に拉致や情報流出へ関与していても、専務の命令で動いている実行役かもしれません。
専務が黒幕だった場合、目的として考えられるのは次のとおりです。
- 別班の情報網を独占する
- フローライトの権益を奪う
- 各国へ日本の機密情報を売る
- 乃木を利用してノコルへ近づく
- テントの元モニターを支配する
専務は丸菱の経営、別班の作戦、海外の警察や企業という複数の世界へアクセスできる人物です。
黒幕として事件を動かす条件はそろっています。
ただし、第12話の時点で正体が別班員だと示された場合、その直後に裏切り者と判明する展開はやや早すぎます。
専務は一度乃木を助けた後、終盤で別の目的が明らかになる二段階のどんでん返しが考えられます。
今後の展開予想
次回以降、専務を中心に次のような展開が描かれる可能性があります。
- 専務が東南アジア統括の別班員だと明かす
- 現地警察を動かし、新庄の別荘を包囲する
- 新庄がすでに移動していたことが判明する
- 別班内部から作戦情報が漏れていると分かる
- 専務または専務の部下に疑いが向く
- 丸菱商事とチョッキーの取引関係が発覚する
- フローライトをめぐる真の黒幕が登場する
特に注目したいのが、専務が乃木家の守り刀について何か知っているかどうかです。
専務が別班の上位メンバーなら、乃木卓の過去やベキの脱獄、新庄との関係について、野崎や乃木以上の情報を持っている可能性があります。
まとめ|丸菱専務は味方か、それとも二重スパイか
『VIVANT2』の丸菱専務は、丸菱商事の経営幹部というだけではなく、東南アジア方面を統括する別班員である可能性が高い人物です。
重要なポイントをまとめると、次のようになります。
- 乃木が会う予定だった別班員と専務は同一人物の可能性が高い
- 丸菱商事の肩書を別班任務の隠れみのにしている
- 現地警察や東南アジア各国に情報網を持っている
- 乃木の本部長推薦にも別班としての狙いがあった可能性がある
- フローライト事業を国家安全保障の立場から監視している
- 新庄を捕まえる味方である可能性が高い
- 二重スパイや真の黒幕である可能性も残っている
専務の登場によって、新庄事件と丸菱商事、別班、フローライト事業が一本につながり始めました。
専務が乃木へ何を伝えるのかによって、新庄の目的だけでなく、別班員5人を拉致した黒幕の正体も見えてくるでしょう。
丸菱専務は乃木を支える頼れる上官なのか、それとも乃木のすぐ近くに潜んでいた最大の敵なのか。
第12話のラストは、『VIVANT2』の勢力図を大きく変える重要な伏線だったと考えられます。
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